愛知県犬山市の明治村にある帝国ホテルの手書きスケッチ
明治村にある帝国ホテルの紹介です。巨匠フランク・ロイド・ライトの作品。水平性の強調、幾何学な意匠など彼の建築スタイルが随所に見られ、スクラッチタイル・素焼きのテラコッタや大谷石など日本で生産、採れた建築材料が見事に使用されています。大正12年(1923)の関東大震災当日に竣工、無事地震に耐え、昭和42年まで使用された後明治村に移築されました。移築が決まった時には、すでに解体工事が進んでいたこともありエントランス部分の移築となったそうです。これだけ素晴らしい建物ですから、もっとたくさん残っていればな。と惜しんでしまいますね。(株式会社ミズノ発行の瓦版 旬感便り2021年01月号掲載)